2012/02/25 (Sat) 23:21:34
昨年12月12日に第5期の決算を行った「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用報告書を取り上げる。設定時に1万円だけ買ったファンドであるが、運用報告書はきちんとチェックしたい。
第5期(1年間)の運用成績は-10.0%と悪い成績となった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-6.8%なので、これと比べても悪い成績と言える。
基準価額のプラス要因となった組入れファンドは「T.ロウ・プライス大型バリュー株式ファンド(米ドル)」だけであり、それ以外はあまり影響を与えなかったか、マイナス要因となったものだ。
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第5期(1年間)の運用成績は-10.0%と悪い成績となった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-6.8%なので、これと比べても悪い成績と言える。
基準価額のプラス要因となった組入れファンドは「T.ロウ・プライス大型バリュー株式ファンド(米ドル)」だけであり、それ以外はあまり影響を与えなかったか、マイナス要因となったものだ。
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2012/02/18 (Sat) 23:32:41
昨年12月12日に第5期の決算を行った「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用報告書を取り上げる。この運用報告書は毎年1月終わりか2月初めの日曜日に届いており、休みの日にじっくりと読んでもらおうとの意図が感じられる。
さて、運用成績だが、-6.4%とマイナスの悪い成績であった。ただし、このファンドはインデックスファンドを組み入れたファンドなので、インデックスにきちんと連動出来ていることが重要だ。組み入れられている各ファンドはインデックスにほぼ連動出来ているようで、問題はなさそうだ。
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さて、運用成績だが、-6.4%とマイナスの悪い成績であった。ただし、このファンドはインデックスファンドを組み入れたファンドなので、インデックスにきちんと連動出来ていることが重要だ。組み入れられている各ファンドはインデックスにほぼ連動出来ているようで、問題はなさそうだ。
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2011/10/29 (Sat) 23:59:18
2011年8月23日に第12期の決算を行ったさわかみファンドの運用報告書を見てみる。さわかみファンドはめっきり話題になることが少なくなった感じもするが、話題になるとすると批判的な内容ばかりで、ちょっと残念な感じもする。
さて、第12期(1年間)の運用成績だが、-7.2%の下落となった。ベンチマークを決めていないので基準となるものがないのだが、同期間のTOPIXを計算してみると約-9.0%(配当落ち後)、日経平均は約-4.2%(配当落ち後)で、配当金分を考慮すると、ほぼTOPIX並みで、日経平均と比べると大きく下回る成績だったと言える。意外に第12期のさわかみファンドの運用成績はよくなかったようだ。
“さわかみファンド運用報告書(2011年8月23日決算)”の続きを読む>>
さて、第12期(1年間)の運用成績だが、-7.2%の下落となった。ベンチマークを決めていないので基準となるものがないのだが、同期間のTOPIXを計算してみると約-9.0%(配当落ち後)、日経平均は約-4.2%(配当落ち後)で、配当金分を考慮すると、ほぼTOPIX並みで、日経平均と比べると大きく下回る成績だったと言える。意外に第12期のさわかみファンドの運用成績はよくなかったようだ。
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2011/05/28 (Sat) 23:50:30
バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドの第40期運用報告書が届いたので、今回はこれを取り上げる。毎度のことだが、外国籍の投資信託の運用報告書は日本語のものを出す関係で決算日からかなり後になって届く。バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドも同様で、だいたいゴールデンウィーク前後に届く。
あらためてバンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドを簡単に説明しておくと、全体の資産のうち60%~65%を高格付けの中長期債に、残りを配当のある株式に投資するファンドで、特に債券は高格付の長期債(15年以上)へ、株式は平均を上回る配当を行うものへ投資する方針である。設定は1970年7月1日で、実に39年以上の歴史がある息の長いファンドである。
私はこのファンドを債券クラスに分類している。
“バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド運用報告書(2010年9月30日決算)”の続きを読む>>
あらためてバンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドを簡単に説明しておくと、全体の資産のうち60%~65%を高格付けの中長期債に、残りを配当のある株式に投資するファンドで、特に債券は高格付の長期債(15年以上)へ、株式は平均を上回る配当を行うものへ投資する方針である。設定は1970年7月1日で、実に39年以上の歴史がある息の長いファンドである。
私はこのファンドを債券クラスに分類している。
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2011/04/30 (Sat) 23:58:32
2月15日に第7期の決算を行った「ニッセイ日経225インデックスファンド」の運用報告書を取り上げる。東日本大震災前の決算で比較的堅調な内容であると予想できるが、重要と思われるところを見ていこう。
第7期(1年間)の運用成績は+8.9%とまずまずのプラスであった。インデックスの日経平均株価は+7.3%であり、2%以上上回っているが、おそらくは配当金の分の差が大きいと思われ、「おおむね日経平均株価に連動しました。」と運用報告書には書かれている。
最も重要なコストであるが、1万口当たり
信託報酬 26円
売買委託手数料 1円
保管費用等 0円
となっており、信託報酬以外のコストも低く抑えられている。上記のコストを合計すると27円になり、率にすると0.2726%となる。前期とほぼ同じコストで、ETF並みに低く、非常に好感を持てる。
“「ニッセイ日経225インデックスファンド」運用報告書(2011年2月15日決算)”の続きを読む>>
第7期(1年間)の運用成績は+8.9%とまずまずのプラスであった。インデックスの日経平均株価は+7.3%であり、2%以上上回っているが、おそらくは配当金の分の差が大きいと思われ、「おおむね日経平均株価に連動しました。」と運用報告書には書かれている。
最も重要なコストであるが、1万口当たり
信託報酬 26円
売買委託手数料 1円
保管費用等 0円
となっており、信託報酬以外のコストも低く抑えられている。上記のコストを合計すると27円になり、率にすると0.2726%となる。前期とほぼ同じコストで、ETF並みに低く、非常に好感を持てる。
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2011/04/02 (Sat) 23:44:24
1月26日に第2期の決算を行った「eMAXIS先進国株式インデックス」の運用報告書を取り上げる。運用報告書は1か月ほど前に届いていたのだが、東日本大震災があったため読む気にならず、ほったらかしになってしまっていた。
第2期(1年間)の運用成績は+6.0%と適度な上昇となった。ベンチマークは+4.3%と表示されており、1.7%もの開きがあるが、これはマザーファンドで配当・利子収入等の要因が2.6%あり、この分が大きい。インデックスが配当落ちのため、見かけ上インデックスとの差が大きく見えるのだと思われる。ほぼインデックスに連動した運用ができたと思われる。
“「eMAXIS先進国株式インデックス」運用報告書(2011年1月26日決算)”の続きを読む>>
第2期(1年間)の運用成績は+6.0%と適度な上昇となった。ベンチマークは+4.3%と表示されており、1.7%もの開きがあるが、これはマザーファンドで配当・利子収入等の要因が2.6%あり、この分が大きい。インデックスが配当落ちのため、見かけ上インデックスとの差が大きく見えるのだと思われる。ほぼインデックスに連動した運用ができたと思われる。
“「eMAXIS先進国株式インデックス」運用報告書(2011年1月26日決算)”の続きを読む>>
2011/02/19 (Sat) 23:46:09
昨年12月10日に第4期の決算を行った「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用報告書を取り上げる。時間があまり取れず、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用報告書を読んでから少し時間が空いたが、ようやく読むことができた。
第4期(1年間)の運用成績は+7.3%とまずまずのプラスとなった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-1.0%とマイナスであったことを考えると、かなり健闘した運用成績だったと言える。ただ、設定来では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に比べて1割弱悪い運用成績となっている。
“「セゾン資産形成の達人ファンド」運用報告書(2010年12月10日決算)”の続きを読む>>
第4期(1年間)の運用成績は+7.3%とまずまずのプラスとなった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-1.0%とマイナスであったことを考えると、かなり健闘した運用成績だったと言える。ただ、設定来では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に比べて1割弱悪い運用成績となっている。
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2011/02/05 (Sat) 23:44:58
昨年12月10日に第4期の決算を行った「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用報告書を取り上げる。この運用報告書は1月30日(日)に届いたのだが、昨年も一昨年も日曜日に届いたような気がする。セゾン投信は運用報告書が日曜日に届くようにしているのかもしれない。仕事が休みで比較的時間に余裕のある日曜日に届けば、その日の内に読む可能性が高く、そんな配慮があるもかもしれない。運用報告会も7か所で行うようで、運用しっ放しではなく、ファンドの保有者にきちんと報告する姿勢が感じられてとてもよい感じがする。
さて、内容だが、第4期(1年間)の運用成績は-1.0%と小幅なマイナスであった。ベンチマークが存在しないためインデックスにきちんと連動できたかどうか分からないが、投資先ファンドの組み入れ比率がおかしな比率になっていないように見えることから、ほぼ連動できていると思われる。
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さて、内容だが、第4期(1年間)の運用成績は-1.0%と小幅なマイナスであった。ベンチマークが存在しないためインデックスにきちんと連動できたかどうか分からないが、投資先ファンドの組み入れ比率がおかしな比率になっていないように見えることから、ほぼ連動できていると思われる。
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2011/01/29 (Sat) 23:40:53
11月10日に第6期の決算を行った「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の運用報告書を取り上げる。運用報告書は1か月ほど前に届いていたのだが、いつものように読むのが遅くなってしまった。
このファンドはインデックスファンドなので、運用方法にほとんど変化はないはずで、それほどきちんとチェックする必要もないかもしれないが、インデックスとのかい離が大きくなっていないか、信託報酬以外のコストが多くかかっていないかなどは、しっかりとチェックしていきたいと思う。
第6期(半年間)の運用成績は+2.5%と小幅な上昇となった。ベンチマークは+3.0%と-0.5%の差が出ている。この差は、為替評価日格差要因-1.2%、配当金要因+1.2%、信託報酬要因-0.4%、銘柄要因等-0.1%ということだ。少なくとも信託報酬分を下回るのは当然のことであり、その他も特に問題になるような差ではないようだ。
“「STAM グローバル株式インデックス・オープン」運用報告書(2010年11月10日決算)”の続きを読む>>
このファンドはインデックスファンドなので、運用方法にほとんど変化はないはずで、それほどきちんとチェックする必要もないかもしれないが、インデックスとのかい離が大きくなっていないか、信託報酬以外のコストが多くかかっていないかなどは、しっかりとチェックしていきたいと思う。
第6期(半年間)の運用成績は+2.5%と小幅な上昇となった。ベンチマークは+3.0%と-0.5%の差が出ている。この差は、為替評価日格差要因-1.2%、配当金要因+1.2%、信託報酬要因-0.4%、銘柄要因等-0.1%ということだ。少なくとも信託報酬分を下回るのは当然のことであり、その他も特に問題になるような差ではないようだ。
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2010/10/16 (Sat) 23:54:16
今回は2010年8月23日に第11期の決算を行ったさわかみファンドの運用報告書を見てみる。最近はblogなどでさわかみファンドが話題になることも少なくなった感じがしており、さわかみファンドの存在さえ忘れてしまうことも多い。運用報告書は1か月近く前に届いたのだが、運用報告書が届くまでは決算日を過ぎていたことにも気付かなかったくらいだ。
さて、第11期(1年間)の運用成績だが、-12.1%の下落となった。ベンチマークを決めていないので基準となるものがないのだが、同期間のTOPIXを計算してみると約-15.0%(配当落ち後)、日経平均は約-13.8%(配当落ち後)で、配当金分を考慮すると、ほぼインデックスと同じ成績だったと言える。これまではインデックスを上回ることが多かったような気がするが、さすがに今期も上回るとはいかなかったようだ。当然そんなこともあるだろう。
“さわかみファンド運用報告書(2010年8月23日決算)”の続きを読む>>
さて、第11期(1年間)の運用成績だが、-12.1%の下落となった。ベンチマークを決めていないので基準となるものがないのだが、同期間のTOPIXを計算してみると約-15.0%(配当落ち後)、日経平均は約-13.8%(配当落ち後)で、配当金分を考慮すると、ほぼインデックスと同じ成績だったと言える。これまではインデックスを上回ることが多かったような気がするが、さすがに今期も上回るとはいかなかったようだ。当然そんなこともあるだろう。
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2010/07/03 (Sat) 23:27:29
5月10日に第5期の決算を行った「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の運用報告書を取り上げる。設定から約2年半が経つが、早いものである。低迷する株価でこのファンドの基準価額もよくないが、第5期はどうだったであろうか?
第5期(半年間)の運用成績は-2.5%と小幅な下落となった。ベンチマークは-5.0%と+2.5%の差が出ている。この差は、為替評価日格差要因+1.8%、配当金要因+1.2%、信託報酬要因-0.4%、銘柄要因等-0.1%ということだ。配当金要因はおそらくベンチマークが配当落ちとなっているために生じるものであろうから、問題はないだろう。
“「STAM グローバル株式インデックス・オープン」運用報告書(2010年05月10日決算)”の続きを読む>>
第5期(半年間)の運用成績は-2.5%と小幅な下落となった。ベンチマークは-5.0%と+2.5%の差が出ている。この差は、為替評価日格差要因+1.8%、配当金要因+1.2%、信託報酬要因-0.4%、銘柄要因等-0.1%ということだ。配当金要因はおそらくベンチマークが配当落ちとなっているために生じるものであろうから、問題はないだろう。
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2010/05/26 (Wed) 00:19:54
4月5日に第7期(1年間)の決算を行った「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」の運用報告書を取り上げる。STAM、eMAXIS、CMAMなどのより低コストのインデックスファンドが次々と登場して、このファンドの影が薄くなっている感じがするが、運用の方はしっかりとしているようだ。
運用成績の話にいく前に、このファンドを簡単に説明しておくと、以下のようにバンガードの4つのファンドを組み入れているファンドだ。()内は目標の組み入れ比率。
・バンガード・グロース・インデックス・ファンド(32.5%)
・バンガード・バリュー・インデックス・ファンド(32.5%)
・バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド(30.0%)
・バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド(5.0%)
第7期の運用成績は+35.0%と非常に良い成績だった。2009年4月以降は株価が堅調だったこともあり、各月の月末時点ではマイナスとなることはない安定した内容だった。ただ、+35.0%とはいえ、リーマンショック前の水準を回復するには至らず、まだまだ回復途中と言える。
“「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」運用報告書(2010年4月5日決算)”の続きを読む>>
運用成績の話にいく前に、このファンドを簡単に説明しておくと、以下のようにバンガードの4つのファンドを組み入れているファンドだ。()内は目標の組み入れ比率。
・バンガード・グロース・インデックス・ファンド(32.5%)
・バンガード・バリュー・インデックス・ファンド(32.5%)
・バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド(30.0%)
・バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド(5.0%)
第7期の運用成績は+35.0%と非常に良い成績だった。2009年4月以降は株価が堅調だったこともあり、各月の月末時点ではマイナスとなることはない安定した内容だった。ただ、+35.0%とはいえ、リーマンショック前の水準を回復するには至らず、まだまだ回復途中と言える。
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