2007/07/31 (Tue) 22:03:42
もうかなり日が経ってしまったのだが、3月22日に第23期の決算を迎えたフィデリティ・ジャパン・オープンの運用報告書を取り上げる。5月のゴールデンウィークくらいに届いていたように思うが、すっかり読むのを忘れていた。
第23期(半年間)の運用成績は+8.24%とプラスの成績だったが、ベンチマークの+10.16%を2%近く下回り、アクティブファンドとしてはあまり良い成績ではなかった。設定来(約11年間)の成績は+86.54%とベンチマークの23.22%を大幅に上回っているのだが、過去3年で見ると+41.59%でベンチマークの58.27%を大きく下回る結果となっており、最近の成績はあまり良くない状態が続いている。
第23期はプラスの運用成績であったにもかかわらず純資産総額は10%以上も減っている。比較的運用成績が好調であった中で資金流出がこんなに多額になったのは意外であった。フィデリティのファンドも普通の日本株ファンドではなく高配当などのファンドへ資金が流れているのかもしれない。
第23期の運用に目立った変化がいくつかあった。1つ目はリート(不動産投資信託)が11銘柄も新たに組み入れられていたことだ。金額にして約48億円で全体に占める割合は2%ほどだ。過去にもリートを組み入れたことがあったように記憶しているが、再び組み入れたようだ。確かにここ数年のリートの上昇は目を見張るものがあるのだが、今から組み入れて大丈夫なのかと思うところは大いにある。
2つ目は、全体の株式の組み入れ銘柄が前期末の99から今期末は269へと大幅に増えていることだ。その意図するところは運用報告書には特に書かれていない。勝手に想像してみたのだが、最近の株式市場は特定の銘柄だけが上昇するようなことではなく、ある時は特定の銘柄が上昇してもその後に別の銘柄が上昇して、トータルで見ると全体的に上昇してきている感じがあるので、銘柄を狭く絞るよりは幅広く分散する方が上昇益を取り逃がすリスクが少ないということなのだろうか?でも「個別企業の深い調査・分析」を強調しており、どうも私の想像は違うようだ。
3つ目は、運用体制をマルチマネージャー方式に変更したことだ。狙いは「ファンド全体としての成長株投資スタイルを従来通り保持したまま、投資アイディアを多様化させる効果が期待でき、運用成果の安定性とより一層の向上を目指すこと」のようだ。個人のカリスマ的なファンドマネージャーが運用するよりはチームで運用した方が長期的には良い点が多いと思うので、良い方向だとは思う。変更したのは2007年3月でまだ日は浅いため、その効果はこれからだろう。
今後については、短期的な変化にとらわれず、中期的な収益改善、株主還元の増大、ROEの向上、企業価値の増大を図ろうとするなど、大きなトレンドの方向性に注視していくそうである。
さて、このファンドは3月末近くに海外ETFへの乗り換えに伴って売却した。売却対象となった理由は保有口数が少なかったことで保有ファンドの管理を行う上でシンプルにする意味が大きいのだが、アクティブファンドで手数料が高いこと、ここ数年の運用成績が期待したほど良くなかったこともある。短期的には大きくインデックスを上回っても長期的には難しいことを改めて感じた。とはいっても今後についてはフィデリティの運用力を再び発揮してくれる可能性がないわけではない。その辺がファンド選びの難しいところだと感じる。
第23期(半年間)の運用成績は+8.24%とプラスの成績だったが、ベンチマークの+10.16%を2%近く下回り、アクティブファンドとしてはあまり良い成績ではなかった。設定来(約11年間)の成績は+86.54%とベンチマークの23.22%を大幅に上回っているのだが、過去3年で見ると+41.59%でベンチマークの58.27%を大きく下回る結果となっており、最近の成績はあまり良くない状態が続いている。
第23期はプラスの運用成績であったにもかかわらず純資産総額は10%以上も減っている。比較的運用成績が好調であった中で資金流出がこんなに多額になったのは意外であった。フィデリティのファンドも普通の日本株ファンドではなく高配当などのファンドへ資金が流れているのかもしれない。
第23期の運用に目立った変化がいくつかあった。1つ目はリート(不動産投資信託)が11銘柄も新たに組み入れられていたことだ。金額にして約48億円で全体に占める割合は2%ほどだ。過去にもリートを組み入れたことがあったように記憶しているが、再び組み入れたようだ。確かにここ数年のリートの上昇は目を見張るものがあるのだが、今から組み入れて大丈夫なのかと思うところは大いにある。
2つ目は、全体の株式の組み入れ銘柄が前期末の99から今期末は269へと大幅に増えていることだ。その意図するところは運用報告書には特に書かれていない。勝手に想像してみたのだが、最近の株式市場は特定の銘柄だけが上昇するようなことではなく、ある時は特定の銘柄が上昇してもその後に別の銘柄が上昇して、トータルで見ると全体的に上昇してきている感じがあるので、銘柄を狭く絞るよりは幅広く分散する方が上昇益を取り逃がすリスクが少ないということなのだろうか?でも「個別企業の深い調査・分析」を強調しており、どうも私の想像は違うようだ。
3つ目は、運用体制をマルチマネージャー方式に変更したことだ。狙いは「ファンド全体としての成長株投資スタイルを従来通り保持したまま、投資アイディアを多様化させる効果が期待でき、運用成果の安定性とより一層の向上を目指すこと」のようだ。個人のカリスマ的なファンドマネージャーが運用するよりはチームで運用した方が長期的には良い点が多いと思うので、良い方向だとは思う。変更したのは2007年3月でまだ日は浅いため、その効果はこれからだろう。
今後については、短期的な変化にとらわれず、中期的な収益改善、株主還元の増大、ROEの向上、企業価値の増大を図ろうとするなど、大きなトレンドの方向性に注視していくそうである。
さて、このファンドは3月末近くに海外ETFへの乗り換えに伴って売却した。売却対象となった理由は保有口数が少なかったことで保有ファンドの管理を行う上でシンプルにする意味が大きいのだが、アクティブファンドで手数料が高いこと、ここ数年の運用成績が期待したほど良くなかったこともある。短期的には大きくインデックスを上回っても長期的には難しいことを改めて感じた。とはいっても今後についてはフィデリティの運用力を再び発揮してくれる可能性がないわけではない。その辺がファンド選びの難しいところだと感じる。









