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Author:fundstory
1999年から投資を始めたが、失敗したなあと思うことも多く、実際の投資経験から本格的な投資について学んでいこうと思う。
基本スタンスは、長期、分散、低コスト、アセットアロケーション。毎月の積立、インデックス投資を基本とする。

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2007/09/30 (Sun) 00:01:20
さわかみファンド運用報告書(2007年8月23日決算)
 今回は8月23日に第8期の決算を行ったさわかみファンドの運用報告書を取り上げる。

 もう8回目の決算とはずいぶん早いものだなと感じる。というのも、このファンドを初めて買ったのは2001年2月なのだが、私が初めて投資信託というものを購入したのがさわかみファンドの設定と同じ年の1999年であったので、自分の投資歴とダブるものがあるからだ。

 さて、第8期(1年間)の運用成績だが、+1.5%と小幅なものであった。ベンチマークを決めていないので基準となるものがないのだが、同期間のTOPIXを計算してみると約-3%であり、比較的良い成績であったと言えるのではないだろうか。


 純資産総額は前期の約2,060億円から約2,561億円と約24%も増えており、相変わらず順調な資金流入が続いているようだ。このファンドが設定されたときにここまで成長すると誰が想像しただろうか?おそらく澤上篤人氏くらいしかそんなこと思ってもみなかったことだろう。もしかしたら澤上篤人氏本人もここまでとは思っていなかったかもしれない。

 分配金は先にホームページでも発表されていたようにゼロである。設定からずっと無分配を続けており、長期投資家のことを真剣に考えてくれる良いファンドである。果たしていつまで無分配を続けてくれるのか楽しみでもあり、いつかは分配してしまうのではないかという心配もある。毎回書いてしまうことだが、分配金はその度に税金が引かれてしまい、複利効果が薄まってしまうので、できる限り無分配を続けてほしいと思う。

 期中の運用は、買い一辺倒ではなく、最初は若干の買い姿勢、その後は相場の上昇に乗って利益確定の売り姿勢、2月末の中国発の世界同時株安以降は波があるものの強い買い姿勢で、7月半ば以降の急落場面では思いっきり買いといった感じで進んだようである。

 「当期の運用状況」でのコメントで印象的だったのは、

7月半ばからはサブプライム問題など・・(中略)・・信用収縮とかで、世界の株価全般は1987年のブラックマンデーに匹敵するような棒下げとなりました


の表現だ。ブラックマンデーに匹敵するような下落の原因となった信用収縮を「信用収縮とか」と他人事のように表現するあたりは、さわかみファンドらしいと思った。長期で見ればそんなことは取るに足らない小さな出来事ということだろう。

 今後も投資方針に変更なく、「安値は断固買い」で臨んでくれるようである。特に

良い世の中づくりにつながっていくと思える企業群を、不断の勉強と広く深く考えるリサーチで発掘していく


というあたりは、単なる儲けを狙うのではなく、社会に役立つことを意識していることは好感が持てる。この調子で続けていってほしいと思う。

 最後にもう一言。いつもそうなのだが、月次レポートや運用報告書を読むと、相場や基準価額が大きく下落していても、なぜかそんなことまったく問題ないと感じてしまうのだ。そんな不思議な力を持つさわかみファンドは、今後も益々楽しみなファンドである。ずっと保有していくつもりである。
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