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1999年から投資を始めたが、失敗したなあと思うことも多く、実際の投資経験から本格的な投資について学んでいこうと思う。
基本スタンスは、長期、分散、低コスト、アセットアロケーション。毎月の積立、インデックス投資を基本とする。

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2008/05/05 (Mon) 00:05:51
長期投資でいつも思い描いている2つのイメージ(その2)
 前回は「長期投資でいつも思い描いている2つのイメージ(その1)」で、株式投資では長期になれば年平均リターンのぶれ幅が小さくなっていき、10年間を過ぎたあたりから年平均リターンの下限がプラスとなり、25年間になると下限が+8%近いものとなるイメージを紹介した。

 今回は長期投資でいつも思い描いているイメージの2つ目を紹介したいと思う。こちらも既におなじみのものであると思うので、なんだそれか、ということになることを覚悟して読むようにしてほしいと思う。

 いつも思い描いているイメージの2つ目はこれ。今回は「株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす」から拝借した。


実質トータルリターン指数(1802年〜2003年)



 本題の株の話に行く前にちょっと回り道を。まずドル(現金)だが、200年間という期間が経つとインフレのため価値がわずか7%にまで低下してしまっている。人間の寿命が200年ということはないのだが、約200年間で7%(約14分の1)になるというのは1年間当たりのインフレ率が約1.33%となり、仮に働き始めて死ぬまでを60年間とすると、この60年間で約45%にまで価値が減ってしまうことになる。おそるべしインフレ。

 もう1つ金についても少しだけ似たようなことが起こっている。最近は金の価格が上昇しているが、過去の200年間を見ると1.39倍とわずかに実質的な価値が上がっているに過ぎない。もちろんこの先のことはどうなるかわからないが、あくまでも過去の200年という期間ではほとんど実質的な価値は上がっていない。

 国債については金に比べると大きく実質的な価値が上がっている。長期国債では1072倍になっており、年平均でみると約3.55%の上昇率である。運用期間を40年間で見ると、実質的な価値が4倍になる。まずまずの上昇だ。

 本題の株式。株式の場合は他のものと全く違うことが起きていると言っても過言ではないだろう。約200年間で実質的な価値は約600,000倍と桁違いだ。驚くのは年平均でみるとわずかに6.88%の上昇率なのだ。これを200年間も続けると約600,000倍にも増えるのだ。運用期間を40年間で見ると実質的な価値が約14倍となる。14倍だよ、14倍。しかもインフレ分を考慮した実質的な価値での話だ。

 ここまで数値で書いたのだが、実はグラフだけを見るとそれほど大きな上昇だと感じないかもしれない。それは縦軸が対数目盛となっているからだ。簡単にいうと対数にして圧縮しているのだ。普通の目盛にすると指数関数的に急上昇するようなグラフとなっているはずだ。

 もう1つ。1929年に起こった株価大暴落の時期を見てみよう。グラフでは確かに下げているが全体として見るとそれほど大きな下落に見えないのではないだろうか(対数目盛なので下落も圧縮されて見えるが)。言われて見ないとこの時期に世界を揺るがした株価の大暴落が起こったとは思えない。最近では1987年のブラックマンデーが起こった年や、2000年以降のITバブル崩壊後なども同様だ。これが株式の回復力、上昇力を示していると言えるのではないだろうか。

 2回に渡って長期投資でいつも思い描いているイメージについて書いてみた。こんなことがこの先も起こるとすると、投資することに勇気が出てこないだろうか。当然、同様なことが起こるかどうかはわからないのであるが、私個人はこのグラフと同様なことが起こると信じて、いつも頭の中に今回取り上げた2つのイメージを思い描いている。
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