2008/07/21 (Mon) 00:29:19
前回の「新興国の成長は続くだろうが・・・(その1)」では新興国の成長は続くが懸念も大きいことを書いた。今回はその懸念とは何かについて書こうと思う。
それは私が投資をはじめた頃までさかのぼる。私が初めて投資をしたのは1999年6月だ。この年はITバブルが起こっていた頃だが、私が株価の上昇に目がくらんで投資をはじめたのではない。1999年6月にはまだITバブルというふうには言われていなかったと思うし、まだ株価もそれほど上昇していなかったと思う。たまたま投資をはじめた時期とITバブルの時期が重なっただけである。
この年の株価の上昇は今から思うと異常だった。私は投資を始めたばかりということで毎日投資信託の基準価額のチェックをやっていたし、月ベースでも上昇したかどうかをチェックしていた。確か、1999年6月以降この年は月ベースでマイナスになったことはなかったように思う。
そればかりではない。重厚長大な会社の株価が依然として低迷を続ける中、IT関連銘柄の株価は大きく上昇した。光通信、ソフトバンクが連日ストップ高を付ける日もあったし、ソニーでさえ連日でストップ高を付けたことがあったように記憶している。さすがにこれを見てバブルかなと感じたものの、ITはまだ始まったばかりで、もうしばらくは続くであろうと思っていた。
雲行きが怪しくなってきたのは、2000年になってすぐにアメリカのナスダックが急落したのであった。さすがに一時調整かと思った。しかしである。調整するどころか急回復し、さらに上昇したのであった。日本株式も日経平均が一時2万円を付けるところまでいき、さらなる上昇に乗れるかと騒がれたところで、完全にバブルは崩壊した。2000年4月だったと思う。
バブルが崩壊したというよりは、日経平均採用銘柄が大幅に入れ替えられて(この入れ替えは日経平均の連続性を欠くとまで言われているようだ)、その影響で株価が一時的に下落しているだけという人が多かった。しかし、その後も下落は続く。
それまでIT銘柄を組み込んだ投資信託は当然のことながら順調に上昇していたのであるが、2000年4月頃から下落が続くことになる。でもファンドマネージャーは「ITの成長は始まったばかり。まだまだ続く。ここで弱気になってどうする。」と連呼していた。この言葉を信じたわけではないが、私もITは始まったばかりで成長は続くはずだと思っていた。
その後8年間ほどが経ったがどうなったであろうか?ITは確実に成長を続けたと思う。例えば日本での携帯電話は、2000年の頃は5,000万台程度だったものが今ではほぼ倍増し、一人一台に迫るところまで普及した。自動車もかつてないほど電子的な制御が増えたと聞く。また、Webサイトを持たない企業はほとんどないと言っていいほどになっている。このような例を挙げれば切りがないくらいにITは確実に成長している。
しかし、株価はどうであろうか?大きく株価が上昇したIT企業も確かにあるが、それは少数派だと思う。昨年までの株価上昇を支えたのはIT銘柄よりは鉄鋼、機械などの重厚長大な企業の株価ではなかったであろうか。この例を見る限り、成長は続くが株価も上昇するとはかぎらないということにならないか。
このような成長と株価のギャップが私の頭には焼きついているので、新興国への投資には積極的になれないのだ。
期間をもっと長く見ればおそらく成長と株価は連動すると思われる。しかし、行き過ぎた株価は成長にはすぐに連動せず、しばらくの間は低迷することもあるのだ。そんなことを覚悟の上で投資する必要があるだろう。簡単に儲けられるものなどないと思った方がよい。
まだ書き足りないことがあるので、(その3)まで書いて終わろうと思う。
それは私が投資をはじめた頃までさかのぼる。私が初めて投資をしたのは1999年6月だ。この年はITバブルが起こっていた頃だが、私が株価の上昇に目がくらんで投資をはじめたのではない。1999年6月にはまだITバブルというふうには言われていなかったと思うし、まだ株価もそれほど上昇していなかったと思う。たまたま投資をはじめた時期とITバブルの時期が重なっただけである。
この年の株価の上昇は今から思うと異常だった。私は投資を始めたばかりということで毎日投資信託の基準価額のチェックをやっていたし、月ベースでも上昇したかどうかをチェックしていた。確か、1999年6月以降この年は月ベースでマイナスになったことはなかったように思う。
そればかりではない。重厚長大な会社の株価が依然として低迷を続ける中、IT関連銘柄の株価は大きく上昇した。光通信、ソフトバンクが連日ストップ高を付ける日もあったし、ソニーでさえ連日でストップ高を付けたことがあったように記憶している。さすがにこれを見てバブルかなと感じたものの、ITはまだ始まったばかりで、もうしばらくは続くであろうと思っていた。
雲行きが怪しくなってきたのは、2000年になってすぐにアメリカのナスダックが急落したのであった。さすがに一時調整かと思った。しかしである。調整するどころか急回復し、さらに上昇したのであった。日本株式も日経平均が一時2万円を付けるところまでいき、さらなる上昇に乗れるかと騒がれたところで、完全にバブルは崩壊した。2000年4月だったと思う。
バブルが崩壊したというよりは、日経平均採用銘柄が大幅に入れ替えられて(この入れ替えは日経平均の連続性を欠くとまで言われているようだ)、その影響で株価が一時的に下落しているだけという人が多かった。しかし、その後も下落は続く。
それまでIT銘柄を組み込んだ投資信託は当然のことながら順調に上昇していたのであるが、2000年4月頃から下落が続くことになる。でもファンドマネージャーは「ITの成長は始まったばかり。まだまだ続く。ここで弱気になってどうする。」と連呼していた。この言葉を信じたわけではないが、私もITは始まったばかりで成長は続くはずだと思っていた。
その後8年間ほどが経ったがどうなったであろうか?ITは確実に成長を続けたと思う。例えば日本での携帯電話は、2000年の頃は5,000万台程度だったものが今ではほぼ倍増し、一人一台に迫るところまで普及した。自動車もかつてないほど電子的な制御が増えたと聞く。また、Webサイトを持たない企業はほとんどないと言っていいほどになっている。このような例を挙げれば切りがないくらいにITは確実に成長している。
しかし、株価はどうであろうか?大きく株価が上昇したIT企業も確かにあるが、それは少数派だと思う。昨年までの株価上昇を支えたのはIT銘柄よりは鉄鋼、機械などの重厚長大な企業の株価ではなかったであろうか。この例を見る限り、成長は続くが株価も上昇するとはかぎらないということにならないか。
このような成長と株価のギャップが私の頭には焼きついているので、新興国への投資には積極的になれないのだ。
期間をもっと長く見ればおそらく成長と株価は連動すると思われる。しかし、行き過ぎた株価は成長にはすぐに連動せず、しばらくの間は低迷することもあるのだ。そんなことを覚悟の上で投資する必要があるだろう。簡単に儲けられるものなどないと思った方がよい。
まだ書き足りないことがあるので、(その3)まで書いて終わろうと思う。
実に深い話ですね。。こういう経験ってのは体感しないと分かりませんから。。勉強になります。。
うさみみがはじめたのは2005年くらいなので、日本の新興ミニバブル崩壊と中国株バブルを経験しただけです。
中国株も上がったから始めたのではなく、中国がブリックス最低といわれた時代からでしたので、株価3倍とかを経験しました。
結局、いい時に売ったのは一部で、為替が痛んでいるので、幻の含み益は消え、たいした利益は残っていません。
どんどん上がっていくとは思わなかったけど、ここまで落ちるとは思ってませんでした。また、あがるだろうなんて甘い考えでした。
いろいろ考えると、勝手に膨らんだものがしぼんだだけということに落ち着くのです(笑)
今は、欧米株の強化をして、新興国の割合を減らそうという方向でやっています。
何事も、バランスが大事なんでしょうね。
このシリーズのその3を期待しています(^^♪
うさみみがはじめたのは2005年くらいなので、日本の新興ミニバブル崩壊と中国株バブルを経験しただけです。
中国株も上がったから始めたのではなく、中国がブリックス最低といわれた時代からでしたので、株価3倍とかを経験しました。
結局、いい時に売ったのは一部で、為替が痛んでいるので、幻の含み益は消え、たいした利益は残っていません。
どんどん上がっていくとは思わなかったけど、ここまで落ちるとは思ってませんでした。また、あがるだろうなんて甘い考えでした。
いろいろ考えると、勝手に膨らんだものがしぼんだだけということに落ち着くのです(笑)
今は、欧米株の強化をして、新興国の割合を減らそうという方向でやっています。
何事も、バランスが大事なんでしょうね。
このシリーズのその3を期待しています(^^♪
はじめまして。
私が投資を始めたのはちょうどITバブルがはじけて、しばらくした後で日経平均が4桁のころでした。
それから今まで投資を続けてきたのですが、やはり騰がり続けているときはずっと騰がり続けるような気がして、一旦下がり始めても昔の幻想追い続けたりもしていました。
結果は押して知るべしですが、なかなか変化をつかむのは難しいですね。
最近は相場の流れを感じることを自分の目標にしながら投資をしようと思っています。
(でもなかなか。。。。)
私が投資を始めたのはちょうどITバブルがはじけて、しばらくした後で日経平均が4桁のころでした。
それから今まで投資を続けてきたのですが、やはり騰がり続けているときはずっと騰がり続けるような気がして、一旦下がり始めても昔の幻想追い続けたりもしていました。
結果は押して知るべしですが、なかなか変化をつかむのは難しいですね。
最近は相場の流れを感じることを自分の目標にしながら投資をしようと思っています。
(でもなかなか。。。。)
わたしは経済は全く勉強していなかったのですが、
こういう上がり下がりを見ると、マクロ経済を勉強した方がよかったかな、と思います。
近視眼的ではなく大局的な流れから今後を見たほうが、なんとなく理解できそうな気がするのです。
それと、投資は運があるなぁと思います。運というのはいつ投資を始めるかです。
金価格もほんの数年前は、各国が金を放出し、1000円割れなんか時間の問題とかありましたし、ユーロも110円(だったかな?)とかになったこともありました。
わたしは昨年、トヨタアセット・バンガード 海外株式ファンドを始めてしまい、今年になって購入を中止してしまいました。(理由はまず生活防衛資金の方をまず貯めようとした訳ですが)
わたしは、散々な結果です。
わたしもリストラに遭わなければ9月からまた投資を再開しますが、将来を信じて投資していこうと思います。
こういう上がり下がりを見ると、マクロ経済を勉強した方がよかったかな、と思います。
近視眼的ではなく大局的な流れから今後を見たほうが、なんとなく理解できそうな気がするのです。
それと、投資は運があるなぁと思います。運というのはいつ投資を始めるかです。
金価格もほんの数年前は、各国が金を放出し、1000円割れなんか時間の問題とかありましたし、ユーロも110円(だったかな?)とかになったこともありました。
わたしは昨年、トヨタアセット・バンガード 海外株式ファンドを始めてしまい、今年になって購入を中止してしまいました。(理由はまず生活防衛資金の方をまず貯めようとした訳ですが)
わたしは、散々な結果です。
わたしもリストラに遭わなければ9月からまた投資を再開しますが、将来を信じて投資していこうと思います。
2008-07-21 月 18:36:28 |
URL |
ルノア #mQop/nM. [ 編集]
>うさみみ さん
おそらく実際に経験できることってわずかな数だと思います。ですから貴重な経験からどれだけ学べるかが重要になるのではないでしょうか。悪い経験をしても、ただ運が悪かっただけ、で済ますのであればあまり意味がありませんからね。中国株が3倍になって、その後下がった経験はきっと今後に生かせると思いますよ。
その3は、たいした内容ではないので、あまり期待しないでください(汗)。
>しおじゃけ さん
おっしゃるように本当に変化をつかむのは難しいですよね。でも、流れを感じることは重要だと思います。流れを感じることができればおそらく慌てることなく落ち着いて見ていられるのではないでしょうか。
変化をつかんでそれで直接儲けることはできなくても、流れを感じて慌てることなく冷静に見たりコツコツ積み立てることは意味のあることだと思います。私も流れは感じていたいと思いますよ。
>ルノア さん
私もどちらかというと、近視眼的ではなく大局的な流れから物事をつかむようにしています。ですが、いろいろな見方が必要だとも思いますので、幅広く勉強していければいいなと思います。
散々な経験をされたようですが、そこから何を学ぶかですよね。きっとその経験が今後に生きると思いますよ。常に学びながら軌道修正していく必要があるんでしょうね。
おそらく実際に経験できることってわずかな数だと思います。ですから貴重な経験からどれだけ学べるかが重要になるのではないでしょうか。悪い経験をしても、ただ運が悪かっただけ、で済ますのであればあまり意味がありませんからね。中国株が3倍になって、その後下がった経験はきっと今後に生かせると思いますよ。
その3は、たいした内容ではないので、あまり期待しないでください(汗)。
>しおじゃけ さん
おっしゃるように本当に変化をつかむのは難しいですよね。でも、流れを感じることは重要だと思います。流れを感じることができればおそらく慌てることなく落ち着いて見ていられるのではないでしょうか。
変化をつかんでそれで直接儲けることはできなくても、流れを感じて慌てることなく冷静に見たりコツコツ積み立てることは意味のあることだと思います。私も流れは感じていたいと思いますよ。
>ルノア さん
私もどちらかというと、近視眼的ではなく大局的な流れから物事をつかむようにしています。ですが、いろいろな見方が必要だとも思いますので、幅広く勉強していければいいなと思います。
散々な経験をされたようですが、そこから何を学ぶかですよね。きっとその経験が今後に生きると思いますよ。常に学びながら軌道修正していく必要があるんでしょうね。









