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Author:fundstory
1999年から投資を始めたが、失敗したなあと思うことも多く、実際の投資経験から本格的な投資について学んでいこうと思う。
基本スタンスは、長期、分散、低コスト、アセットアロケーション。毎月の積立、インデックス投資を基本とする。

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2008/11/03 (Mon) 00:37:26
うまくいかない時は確実なことを(その2)
 前回の「うまくいかない時は確実なことを(その1)」で書いたが、他にもいくつか思いついたことがあったので、その2として書いてみたい。といっても、ほとんどこれまで述べてきたことの繰り返しになるが。

 投資についてはやはり基本に立ち返るということが必要だろう。基本に立ち返るのに適切だと思うのは、良書と評価される本を読むことではないだろうか。

 もう6、7年前になるが、株価は今の水準と同じくらいだったように思うが、私の運用成績はひどいものだった。運用成績の悪さだけではなく、何か根本的な問題があるように感じていたのだ。その時にたまたま手にした本が、木村剛氏の「投資戦略の発想法」だった。この本を読んでようやく自分の投資方法の問題点を認識したのであった。さらに「投資戦略の発想法」に紹介されていた「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読んで、インデックスファンドでの分散投資を行うことに決めたわけである。


 インデックス投資でも今の運用成績を見ると間違っていたのではないかと思う人も多いかもしれないが、理論的、確率統計的には決して間違っていないと思っている。100年に一度の金融危機と言われるほどの稀に起こっている現象だけで間違っていると判断するのは拙速のように思う。どれだけ理論的に筋が通っているか、その理論を裏付けるデータなどがあるか、などを見ることが重要な気がする。

 そんなことをわからせてくれる良書はそう多くはないが確実に存在する。買ってもわずか数千円であり、それ以上の価値をもつものであることが多い。うまくいかない時こそ基本が重要、その基本を良書で学んではどうだろうか。

 もう一つはリスクの把握をきちんと行うことだと思う。大きく下げてしまった時に大きなリスクを取っていることに初めて気づくことが多いと思う。逆に言うと、今のように大きく運用成績が悪化した時はリスクについて考える好機でもあるはずだ。

 でも、リスクの把握といっても現実にはなかなか難しい。リスクは正規分布の標準偏差σなどで定量的に表現されることが多いが、感覚的になかなか分かりづらい。特に最近は、正規分布ではなくて「べき分布」だなどとも言われており、なおさらむずかしくなってきている感さえある。

 個人でリスクが把握できない場合には、専門家に相談することも一つの手だろう。お金の専門家とはFP(ファイナンシャルプランナー)であるが、金融機関寄りのFPも多く、真に顧客の側に立ったアドバイスをしてくれるFPは意外に少ないかもしれない。ただ、信頼のおけるFPが見つかれば相談料以上のものを得られるはずであり、一考する価値はあると思う。

 他にもやれることはたくさんあると思う。現状を憂うばかりではなく今後に向けてどうすべきかを考え、行動に移すことが大事なのではないだろうか。今何を考え、どう行動するかが、今後の成果に大きく影響するはずである。やれることを確実にやっていくべきだと思う。
投資の考え方 | Trackback:(0) | Comments:(8)
コメント
古典的名著を読み返すことは、当時の投資判断を確認する意味で、とても有効だと思います。
僕も普段からよく読み返していますが、読むたびに新しい発見があるのも名著の特徴だと思います。
2008-11-03 月 11:55:08 | URL | 水瀬 ケンイチ #THQoKXAA [ 編集]

>水瀬 ケンイチ さん

 長く生き残っているものには生き残る理由がある、ということでしたね。まさしく「ウォール街のランダム・ウォーカー」はインデックス投資の古典的名著。私もまた読み直して新しい発見をしてみたいと思います。

2008-11-04 火 01:11:10 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]

 精神論だけでもなく、実際の計算値、数値でこの大暴落を把握してみしょう。この十月末まで、1年間の実績を中央三井DC(日本株式、外国株式、外国債券)インデックスファンドL・シリーズを使って調べました。確定拠出年金用で信託報酬手数料0.25%程度で格安、無分配で複利運用に有利な条件なためです。STAMインデックスシリーズは運用期間が1年未満のため使いませんでした。それぞれの一年間、10月末までの概算実績値は

日本株式、−46%
外国株式、−51%
外国債券、−18%

一方、若手インデックスブロガーのよく見られるモデル的アセット・アロケーション(fundsotryさんのにも近い)は株式比率多めで

日本株式:外国株式:外国債券=35:45:20

こんな感じです。よって加重平均は

−(46×0.35+51×0.45+18×0.2)=−42.65%

一方、このアセット・アロケーションの−3σ、−4σを「ファンドの海」、イーノ・ジュンイチ氏の簡易計算ソフト(↓)を使って求めると

http://guide.fund-no-umi.com/tools/aa.html

リターン4.26%、リスク11.42。年金運用機構のデータ?、少しリターン、リスクが小さめですが

−3σ=4.26−11.42×3=−30%
−4σ=4.26−11.42×4=−41.42%

若手インデックスブロガーのモデル・アセット・アロケーション実績値、−42.65%は、−3σはおろか−4σも突破する爆下げでした。
 一方、10月初めにカエルさんが東京でfundsotryさん他、個人投資家懇親会の席で、「−2σが拠り所で・・・」でという話があったとのこと。恐らくこんな議論だったと推測されます(↓)。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-402.html#more
2007年1月の時点では、冗談交じりで、「−3σ位は心づもりしたほうが・・・」なんて話もしていたようですが、現実は−4σも超えました。
 現代ポートフォリオ理論を否定するものではありませんよ。平和なとき、日本株は10%下がったが、外国株は15%上がった。或いは国内外の株、10%下がったが、外債は8%上がった。こんな牧歌的、長閑な相場なら分散しておいて良かったということになります。今は戦時中、昭和20年初頭の日本。B-29爆撃機、300機の大編隊が東京を絨毯爆撃。消防車100台で消火活動しても焼け野原状態です。
年金運用機構?野村総研?イボットソン?のリスク、リターン、相関係数等々、過去20〜30年のデータに基づき、アセット・アロケーションを組むのでしょうが、これらのデータ収集期間中、つまり10〜20年前はFXの急激な巻き戻しも、金融工学の発達により流動性の無いガラクタ、サブプライム関連債券とか、レバッレッジをアホみたいに掛けたヘッジファンドの存在は考慮していなかったハズです。最近、この相場撹乱要因のヘッジファンド、爆死事件もあったようです(↓)。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081029AT2M2901429102008.html
この場合、インデックス買い持ち投資家にとっては、好都合な事件ですが、フォルクスワーゲンなんて大型株が、エクソンモービルの時価総額を抜いて、一時、世界一になる、2、3日で株価が5倍になるなんて異常です!日本なら、トヨタ、ホンダの大型株の株価が2,3日で5倍になるようなものです。ジャスダックあたりの怪しげなネット・ベンチャー企業、小型株ならいざ知らず。こういう連中がいるから、思惑と逆に動けばとんでもない、昨今の暴落に繋がります。

 古典的な名著も良いものです。しかし、古典的な名著に書かれている?−2σ?、−3σ?も突破され、−4σも超えた現代の相場。これも事実、現実です。

 実験をする→データを収集する→分析する→修正、対策を立てる

 下げ相場だけれど、「がんばろう、耐えよう」だけの精神論で、皆で大政翼賛会ではアカンと思うのです。そもそも、インデックスブロガーの皆様、リスク、リターン、相関係数、ああでこうで、タロットさんの効率的フロンティア計算ソフトを用いて計算すると・・・。−4σまで下落した原因は、その対策は・・・。
 インデックスブロガーの投資家さんだからこそ、計算、数値で現状を把握する、対策を論じる。そういうブログネタがなければ進歩はありません。ブログのレベルを上げるためにもこんな分析ネタ、提案します!7月頃のfundstoryさんの運用経過ネタにも”勝手に分析”記事投稿しました。長年、記録を収集している。あの場合、積立投資だから、実際、年率何%で運用しているのか判らない。金融電卓で計算。02年、03年頃の下落相場を考慮しても、00〜07年まで、7年間、年率11%運用に相当。期待収益率6〜7%のfundstoryさんのポートフォリオで、4%も超過した状態が7年間も続いた。結果論ですし、実際、難しいのですがTAA的に、円MMF、個人向け国債等に退避。これが対策だったのでしょう。いろいろ余計な御節介ですみません(汗)。
2008-11-04 火 21:18:41 | URL | Werder Bremen #- [ 編集]

>Werder Bremen さん

 長文のコメントありがとうございます。
 おっしゃるように、今回の爆下げに対して、分析して対策を取ることの必要性は私も感じています。しかし、それは結構難しいことでもあると思います。
 今回の下げが今後も何度も起こると考えるか、稀にしか起こらないことだと考えるかで、変わってくると思います。私は稀にしか起こらないことではないかと思っておりますので、これまでのやり方を安易に変えるべきではないかなというのが、正直なところでもあります。
 ただ、状況は刻々と変わっていくものだと思いますので、そういう変化には敏感になって、よりよい投資方法を考えていかなくてはならないとも思っております。
 というわけで、いただいたコメントに対しての答えになっていませんが、これが今の私の限界でもあります。
2008-11-06 木 00:53:13 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]


投資をしていて何が正しいかなんてわからないですし、きつく言えば、自分の勉強した事に賭けていると言えなくないです物ね。

Werder Bremen さんが書かれている+4σとかが起こった。。。特異な例として取り上げられるとしても、これはこれからの投資の変動率にも影響を与えますし。

内藤忍さんの資産設計塾で標準AAの期待リターンが5%から新版では7%に上がっていたようですが、同じ配分でも、同じように過去を分析しても、刻々と変化していく生き物なんでしょうね。

そんな中ですから、自分のできることを長く続けるってことが理想ですね。だけど、人間なかなかそこまで強くはなかったり(笑)
2008-11-06 木 22:16:52 | URL | うさみみ #- [ 編集]

>うさみみ さん

 そうですね、「自分のできることを長く続けるってこと」が重要な気がします。背伸びをしても長く続けられないでしょうし、できないことをがんばってやろうとしてもうまくいくわけがないですからね。でもより良い方向へ向かう努力はしていかなければならないかなとは思いますね。それはそれでかなり難しいことなんですが(汗)。
2008-11-07 金 01:09:06 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]

申し訳ありませんでした(汗)。小生の持ち味は、良くも悪くも毒舌(悲)。他のコメンテーターより、キツイことをズケズケ・・・、核心は突いていると思っていますが。「ETFは盲目的に正しいか?インデックスファンドにメリットは無いのか?」(少し早とちりの面も有りましたが)とか「どうしたら信託報酬手数料は下がるのか→確定拠出年金の事例→ETFリレー投資で残高が減るから、信託報酬が下がらない?→自分で自分の首を絞めていませんか?」(カエルさんブログへ問題提起)とか。
 20〜30年前に書かれた、古典的名著も良いものです。但し、古い制度、システムが必ずしも、現代、現状にあっていない場合もあります。例えば、1年以内に離婚して、一年以内に再婚して生まれた子供には戸籍がない。明治時代にできた民法を現在でも適用していたため、「離婚なんて通常無い!」。あの当時の世相?現代はバツ1、バツ2の人も結構いる?現代ならDNA判定で間違えなく誰と誰の子供か判別できるが、明治時代には無かったのも一因でしょう。憲法もそうです。出来た当時は、「不戦平和憲法」は素晴らしいものだったのでしょうが、現代、自衛隊が存在します。良いか悪いか抜きにして、どう見ても、自衛隊は”軍隊”。明らかに整合性が取れていません。現状にあった修正も必要かな?
 今回のコメント、インデックスブロガーの皆様、イボットソン?年金基金?野村総研?のリスク、リターン、相関係数、効率的フロンティア・・・、カエルさん東京訪問時に「−2σが・・・」とか数値、計算を基に運用しておられると思うのですが、このような数値計算、分析を行っているブログが見受けられず、「頑張ろう、耐えよう!」とか「古典的名著だ!」とか、大政翼賛会的なネタになっているので、「−4σの事実」を敢えて問題提起しました。
 インデックス分散投資を否定する訳ではありませんよ。平和なとき、日本株が下がったが、外国株は上がった。或いは株は下がったが、債券は上がった。こういう穏やか、長閑な市場環境が普通でしょう。問題は、戦時中が何年に一回、出現して、何年分のリードを御破算にするのか否か?20〜30年前、古典的名著が書かれた頃は、先に述べた、FX巻き戻し、金融工学の発達によるガラクタ商品、ヘッジファンドの巨大なレバレッジ(フォルクスワーゲンの事例は、超大型株が2、3日で5倍に上げる例でしたが、当然、この逆も世界中で起っていたわけで)、これら市場撹乱要因は考慮していなかったハズ?何年に一度、戦時中が訪れるか?個々人の判断ですね。あとは、理論もヘッタくれもないとなれば、

「野も山も弱気ならアホとなりて買いのタネ撒け」

ですが(汗)
2008-11-07 金 17:27:22 | URL | Werder Bremen #- [ 編集]

>Werder Bremen さん

 曖昧に書くよりも「核心は突いて」きっぱりと言い切る方が内容はよく伝わると思いますので、ズケズケ言うくらいの方がいいと思いますよ。遠慮なくズケズケ書いてください!

 ところで、本題の方ですが、新しいことが次々と出てきて、確かに時代は変わりつつあるのかもしれませんが、そんな中でも変わっていないところがあると思います。その変わっていないところが核心なのか、そうでないのかというのがポイントだと思うのですが、その核心部分が変わったかどうかの判断にはもう少し時間がかかるのではないか?というのが、私の考えです。おそらくは2、3年のうちに株価は大きく反発すると思います。その反発が続くのか、続かないのか、今回のようにまた大きく下落してしまうのか、そういう結果をもう少し見てからでないと本当に変わってしまったのかどうかの判断はできないように思うのです。
私のような者が安易に判断することはおそらくはほとんどの場合間違ったものになると思っています。未来のことがわからない以上は過去のことから学ぶしかないというのが私の中での今のところの結論です。

 ただ、環境などの変化については敏感になりながら、変えるべきところは変えなくてはいけないとも思っておりますので、そういう努力はしていかなければならないとは思っております。そのためにもアドバイスをいただければと思っております。
2008-11-08 土 01:51:13 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]

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