2008/11/30 (Sun) 00:41:29
目標のアセットアロケーションと大きくかい離してきたので、リバランスを検討していた。比率が少ない外国株式クラスを買い増しをしようと、当初は毎月の外国株式インデックスファンドの購入額を増やそうとしたのだが、あまりにも株価が下がってしまって、これではなかなか目標の比率にならないことに気づき、別の方法を取るべきだと考えた。
考えた方法は、外国株式インデックスファンドを海外ETFへリレー投資し、その時にリレー元の外国株式インデックスファンドと同額ではなく、ちょっと多めにリレー先の海外ETFを購入することである。リレー元の外国株式インデックスファンドは3種類も保有していて、ファンドの整理もできて、一石二鳥になるとも思った。
だが、この方法は断念した。それは、リレー元の外国株式インデックスファンドが元本を割っており、今リレーしてしまうと将来の税金負担が多くなってしまうからである。具体的には次のように計算した。
リレー元の外国株式インデックスファンドは3種類合計で元本が約90万円に対して時価評価額は約58万円で約32万円の損失である。この状態でリレー元の外国株式インデックスファンドを売却して海外ETFを購入すると元本が32万円下がってしまい、この分が将来の税金負担が増す分となる。税率が10%で3.2万円、税率が20%なら6.4万円にもなる。
一方、コストの低い海外ETFへリレーすると保有コストが下がるが、保有コストが年率1%下がり、今の時価評価額が続くと仮定すると、1年あたり0.58万円のコストダウン、時価評価額が元本近くまで戻ったとしても、1年あたり0.9万円のコストダウンにしかならない。
今海外ETFへリレーすると、3.2万円(税率20%なら6.4万円)の将来の税金負担増と、年間1万円にも満たないコストダウンとを得られて、トータルでは負担増となってしまう。当然、このまま何年間もインデックスファンドで保有し続けると保有コストの方が勝るようになるが、そうなるまでには3年以上もかかる。
こう見てみると、損失を抱えた状態でのリレー投資は気をつけなくてはいけないことに気づく。今回はリレー投資はやめたが、インデックスファンドの保有コストを考えると、そう長く今のままインデックスファンドを保有し続けるのは問題であるので、元本まで回復してきたら早めにリレー投資を行いたいと思っている。
リバランスのためには、しばらくは毎月の積立で外国株式インデックスファンドを多めに買い増していくしかない。あとは、来年の5月に豪ドル建て債券が満期を迎えるので、この分を外国株式クラスに当てようかなとも思っている。そうすれば外国債券クラスが下がって外国株式クラスが増えることになる。
思うようにはいかないが、そんな思い悩むことを楽しむ余裕を持って、投資を続けて行けたらいいなと思う。
考えた方法は、外国株式インデックスファンドを海外ETFへリレー投資し、その時にリレー元の外国株式インデックスファンドと同額ではなく、ちょっと多めにリレー先の海外ETFを購入することである。リレー元の外国株式インデックスファンドは3種類も保有していて、ファンドの整理もできて、一石二鳥になるとも思った。
だが、この方法は断念した。それは、リレー元の外国株式インデックスファンドが元本を割っており、今リレーしてしまうと将来の税金負担が多くなってしまうからである。具体的には次のように計算した。
リレー元の外国株式インデックスファンドは3種類合計で元本が約90万円に対して時価評価額は約58万円で約32万円の損失である。この状態でリレー元の外国株式インデックスファンドを売却して海外ETFを購入すると元本が32万円下がってしまい、この分が将来の税金負担が増す分となる。税率が10%で3.2万円、税率が20%なら6.4万円にもなる。
一方、コストの低い海外ETFへリレーすると保有コストが下がるが、保有コストが年率1%下がり、今の時価評価額が続くと仮定すると、1年あたり0.58万円のコストダウン、時価評価額が元本近くまで戻ったとしても、1年あたり0.9万円のコストダウンにしかならない。
今海外ETFへリレーすると、3.2万円(税率20%なら6.4万円)の将来の税金負担増と、年間1万円にも満たないコストダウンとを得られて、トータルでは負担増となってしまう。当然、このまま何年間もインデックスファンドで保有し続けると保有コストの方が勝るようになるが、そうなるまでには3年以上もかかる。
こう見てみると、損失を抱えた状態でのリレー投資は気をつけなくてはいけないことに気づく。今回はリレー投資はやめたが、インデックスファンドの保有コストを考えると、そう長く今のままインデックスファンドを保有し続けるのは問題であるので、元本まで回復してきたら早めにリレー投資を行いたいと思っている。
リバランスのためには、しばらくは毎月の積立で外国株式インデックスファンドを多めに買い増していくしかない。あとは、来年の5月に豪ドル建て債券が満期を迎えるので、この分を外国株式クラスに当てようかなとも思っている。そうすれば外国債券クラスが下がって外国株式クラスが増えることになる。
思うようにはいかないが、そんな思い悩むことを楽しむ余裕を持って、投資を続けて行けたらいいなと思う。
関連したテーマですね(笑)。インデックスファンドでも、ETFでも、信託報酬手数料だけに目が行きがちですが、税金で取られるのも”コスト”。金融機関に取られても、国(税務署)に取られても、”ブンドラレル”のに違いはありません。こう考えると、特別法人税がどうなるかによりますが、401Kがやはり決め手ですね。信託報酬手数料もETF並み、0.2%台の投信があり、売却益、配当も非課税。掛金も所得から全額控除とか。
個人投資家、結構、税金のこと、考えずに投資しているんですよ。FXの雑所得は重税。海外口座を開いて買うヘッジファンドも雑所得。投信とかの利益と損益通算もできない。学校法人、宗教法人、企業年金等々は営利目的の民間企業(及び個人)と違い、いろいろ、税制がかなり優遇されているはずです。
さて、話を元に戻してETFリレー投資へ。カエルさんが以前、住信アセットへ要望を出すとき、アンケートを行いました。その項目に”ETFと信託報酬手数料の差がどのくらいならリレー投資をしないか”?
外国ETFの外国株式売買手数料、為替手数料、配当再投資の”可・不可”の利便性・・・諸々、考慮して、考え方、人それぞれでしょうが、とよぴーさんなんかは、”0.5%差”くらいならリレー投資しないと。
fundstoryさんは「保有コストが年率1%下がり」と述べていますが、最安のバンガードETFと最安のSTAM・インデックスの差は、0.6%台。これに今回の、含み損がある場合、将来の売却益課税のことまで考慮すると・・・かなり微妙です。
これが、以前、”盲目的にETFが正しいのか”のキャンペーンを張った所以です。他のインデックスブロガーと視点が違うでしょ(笑)。敢えて−3σ、−4σとか持ち出して、”正規分布?VSべき分布?”とか、痛いところを鋭く突く。
個人投資家、結構、税金のこと、考えずに投資しているんですよ。FXの雑所得は重税。海外口座を開いて買うヘッジファンドも雑所得。投信とかの利益と損益通算もできない。学校法人、宗教法人、企業年金等々は営利目的の民間企業(及び個人)と違い、いろいろ、税制がかなり優遇されているはずです。
さて、話を元に戻してETFリレー投資へ。カエルさんが以前、住信アセットへ要望を出すとき、アンケートを行いました。その項目に”ETFと信託報酬手数料の差がどのくらいならリレー投資をしないか”?
外国ETFの外国株式売買手数料、為替手数料、配当再投資の”可・不可”の利便性・・・諸々、考慮して、考え方、人それぞれでしょうが、とよぴーさんなんかは、”0.5%差”くらいならリレー投資しないと。
fundstoryさんは「保有コストが年率1%下がり」と述べていますが、最安のバンガードETFと最安のSTAM・インデックスの差は、0.6%台。これに今回の、含み損がある場合、将来の売却益課税のことまで考慮すると・・・かなり微妙です。
これが、以前、”盲目的にETFが正しいのか”のキャンペーンを張った所以です。他のインデックスブロガーと視点が違うでしょ(笑)。敢えて−3σ、−4σとか持ち出して、”正規分布?VSべき分布?”とか、痛いところを鋭く突く。
2008-11-30 日 17:21:01 |
URL |
Werder Bremen #- [ 編集]
以前、fundstoryさんにもお勧めした「ゼロクーポン(ストリップス)債」。非課税枠(税金0%、0円)が使えるんですよ(↓)。
http://fund.jugem.jp/?eid=15
1999年、100$額面に対して22$(1$=122円)で購入した2026年償還・ゼロクーポン債、昨週末時点で、56$(1$=95円)。駄目駄目、ダメリカ、米ドルでも、10年弱で約2倍。この売却益が丸々、非課税なんですよ。
外債インデックスファンド&ETFなら売却益に10%(将来20%)課税です!
こんだけ証券市場が冷え込んでいる、「貯蓄から投資へ」と言うなら政府も、「売却益0%課税」なんてやれば、自民党の選挙対策的ばら撒き「定額給付金」なんかより、よほど景気対策になるんですがね(笑)。そう言えば、塩川・前蔵相時代、「株式売却益1千万円非課税枠」なんてやりました。小生、この制度もフルに活用。日本株、4〜9倍の売却益を合法的脱税しました。
インデックスブロガーの方々、ETFやインデックスファンドの信託報酬手数料に血眼、近視眼的に躍起になっていますが、今回のfundstoryさんのブログネタ、
インデックスファンド、ETFの(低)信託報酬手数料だけじゃない!⇒税金もコストだ!
は大いに評価しますよ(笑)!小生の私見では、節税(合法的脱税)は低信託報酬手数料のETF、インデックスファンドに勝るとも劣らないコスト削減効果がある。現在は廃止になった制度(株式売却益1千万円非課税枠)、或いは将来、廃止になるかもしれない制度(生外債、401K)もありますが、”口だけじゃなく”、実際にこれら、節税制度を利用&実行した実感が物語る!
ではでは
http://fund.jugem.jp/?eid=15
1999年、100$額面に対して22$(1$=122円)で購入した2026年償還・ゼロクーポン債、昨週末時点で、56$(1$=95円)。駄目駄目、ダメリカ、米ドルでも、10年弱で約2倍。この売却益が丸々、非課税なんですよ。
外債インデックスファンド&ETFなら売却益に10%(将来20%)課税です!
こんだけ証券市場が冷え込んでいる、「貯蓄から投資へ」と言うなら政府も、「売却益0%課税」なんてやれば、自民党の選挙対策的ばら撒き「定額給付金」なんかより、よほど景気対策になるんですがね(笑)。そう言えば、塩川・前蔵相時代、「株式売却益1千万円非課税枠」なんてやりました。小生、この制度もフルに活用。日本株、4〜9倍の売却益を合法的脱税しました。
インデックスブロガーの方々、ETFやインデックスファンドの信託報酬手数料に血眼、近視眼的に躍起になっていますが、今回のfundstoryさんのブログネタ、
インデックスファンド、ETFの(低)信託報酬手数料だけじゃない!⇒税金もコストだ!
は大いに評価しますよ(笑)!小生の私見では、節税(合法的脱税)は低信託報酬手数料のETF、インデックスファンドに勝るとも劣らないコスト削減効果がある。現在は廃止になった制度(株式売却益1千万円非課税枠)、或いは将来、廃止になるかもしれない制度(生外債、401K)もありますが、”口だけじゃなく”、実際にこれら、節税制度を利用&実行した実感が物語る!
ではでは
2008-11-30 日 18:50:31 |
URL |
Werder Bremen #- [ 編集]
>Werder Bremen さん
インデックスファンドから海外ETFへ乗り換えると保有コストが1%下がるとしているのは、私が現在保有するドイチェ・世界株式ファンドは保有コストが1.5%ほどかかっているので、これを考慮したものです。
外債を満期前に売却して無税にする方法も有効に使えるかもしれませんね。利益が大きいほど効果が大きくなりますからね。
おっしゃるように信託報酬だけでなく、他にかかる税金などもきちんとコストとして認識すべきですね。意外な盲点かもしれません。
インデックスファンドから海外ETFへ乗り換えると保有コストが1%下がるとしているのは、私が現在保有するドイチェ・世界株式ファンドは保有コストが1.5%ほどかかっているので、これを考慮したものです。
外債を満期前に売却して無税にする方法も有効に使えるかもしれませんね。利益が大きいほど効果が大きくなりますからね。
おっしゃるように信託報酬だけでなく、他にかかる税金などもきちんとコストとして認識すべきですね。意外な盲点かもしれません。
管理人様
私は投資初心者なのですが、色々な巷の本を読むと、年に一度はリバランスと勧められていますが、今のような下げ相場だと、必ずしもそうではないのですね!
リバランスにより得られる利益と損失を確定しその分の税金を将来負担することによる損失とどのように比較考量したらいいのでしょうか?
リバランスする利益というのが定量化しにくいからやはり難しいのでしょうか。
今のところは、ボーナス時に買い増しする際に買付でリバランスできているのでいいのですが、それでは足りなくなったときにはどうしたらいいのでしょうか。
まあ、こんな含み損を抱えることは本当に100年に一度にしてもらいたいですけど。
私は投資初心者なのですが、色々な巷の本を読むと、年に一度はリバランスと勧められていますが、今のような下げ相場だと、必ずしもそうではないのですね!
リバランスにより得られる利益と損失を確定しその分の税金を将来負担することによる損失とどのように比較考量したらいいのでしょうか?
リバランスする利益というのが定量化しにくいからやはり難しいのでしょうか。
今のところは、ボーナス時に買い増しする際に買付でリバランスできているのでいいのですが、それでは足りなくなったときにはどうしたらいいのでしょうか。
まあ、こんな含み損を抱えることは本当に100年に一度にしてもらいたいですけど。
2008-12-01 月 02:21:34 |
URL |
目にはうろこ #- [ 編集]
>目にはうろこ さん
あまり細かく考える必要はないと思いますよ。厳密にやり過ぎると長続きしませんから。
定量的な見積もりは大切ですが、将来のことは未確定ですから、おっしゃるように正確に見積もるのはやはり難しいと思います。
私は基本的には買い増しでリバランスする方針で、1回でリバランスできなければ、かい離する度合いにもよりますが、次回の買い増し時も使ってリバランスしてもよいと考えています。ボーナス時にリバランスということであれば年に2回のチャンスがありますから、2回使ってリバランスというのでも十分だと思いますよ。
あまり細かく考える必要はないと思いますよ。厳密にやり過ぎると長続きしませんから。
定量的な見積もりは大切ですが、将来のことは未確定ですから、おっしゃるように正確に見積もるのはやはり難しいと思います。
私は基本的には買い増しでリバランスする方針で、1回でリバランスできなければ、かい離する度合いにもよりますが、次回の買い増し時も使ってリバランスしてもよいと考えています。ボーナス時にリバランスということであれば年に2回のチャンスがありますから、2回使ってリバランスというのでも十分だと思いますよ。
現在の投資信託を解約して発生する損は、
確定申告すると損質額をむこう3年先送りできて
その他利益と損益通産できるのではとも思います。
ただ、3年といった期間限定なので長期投資だと
あまり関係ないかも知れませんね。
2008-12-03 水 19:42:40 |
URL |
わっと #- [ 編集]
>わっと さん
確かに損失を申告すると3年間繰り越しできますが、その3年のうちに売却を行って利益を上げないと相殺できないので、おっしゃるように長期保有だとダメなんですよね。金融一体課税が導入されると投信などの損失と預貯金などの利子とが相殺できると思うので、それなりのメリットはあると思うのですが。
確かに損失を申告すると3年間繰り越しできますが、その3年のうちに売却を行って利益を上げないと相殺できないので、おっしゃるように長期保有だとダメなんですよね。金融一体課税が導入されると投信などの損失と預貯金などの利子とが相殺できると思うので、それなりのメリットはあると思うのですが。
投信をはじめたばかりで、リバランスするほど資産はないです。ただ、将来的に投信→ETFへリレーしようと考えていたので、このお話は参考になります。税金にも気を使わないといけませんね。
>Tapawingo さん
私も今回具体的な数字で計算するまでは税金のことは軽視していました。税金は難しいことが多いですが、分かる範囲できっちりと抑えていきたいですね。
私も今回具体的な数字で計算するまでは税金のことは軽視していました。税金は難しいことが多いですが、分かる範囲できっちりと抑えていきたいですね。









