2007/03/31 (Sat) 23:25:02
明日から新年度に入るが、水瀬さんが「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で「新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ 」と題して 、(その1)、(その2)の2回シリーズで書かれているのを読んで、「そうだ、そうだ」とうなずくのと同時に、自分の新入社員の頃を思い出した。
自分が会社に入社したのは十うん年も前だが、もし新入社員に戻れるならこうするのになあと思うこともあり、今回はそんなことを書いてみることにする。
私の頃は、まだ今ほど投資が一般的になっていなかったこともあり、全く投資することなど考えもしなかった。今では確定拠出年金を導入している会社もあって、入社していきなりリスク商品のことを考えざるを得ない人もいるだろう。これまで投資教育などほとんど受けてこなかった人が、40年近く後の年金のために投資のことを考えなくてはならないというのは、ある意味たいへん不幸なことだ。
確定拠出年金については、新入社員が最初からきちんとした方針を決めて投資できるとも思えないので、まずは心配なら定期預金などのリスクの無い安全資産にしておくか、コストの安い株式や債券のインデックスファンドに適当な比率で割り当てて置くのでいいのではないかと思う。個人的には保険商品は一般にコストが高いと思われるので、避けた方がいいと思っている。ある程度勉強してそれなりの方針が立てられたところで、スイッチング等をうまく使ってアセットアロケーションしていけばいいと思う。
投資もいいが、やはりいつでも現金として使える安全資産を確実に貯めることは必要だろう。木村剛氏著「最新版 投資戦略の発想法」には「生活防衛資金−年間支出の2倍」と書かれているが、これだけ貯めるのがいいかどうかは別として、まずは安全資産を重点的に貯めることを考えた方が良いと思う。自分の会社が倒産することなどあまりないかもしれないが、万が一のことを考えてそれに備えておくことは必要だろう。
安全資産を貯めるには真っ先に財形貯蓄を思い出す。よく言われることだが、「余ったお金を貯める」というやり方ではなかなか貯まらないので、天引きにより貯蓄分を先に確保する財形貯蓄は良い方法だと思う。利率は低いが、時間が経ってみると元金は確実に積み上がっていき、いつのまにか「こんなに貯まった!」と思うほどになった記憶がある。住宅財形や年金財形なら利子に対する非課税枠もあり、使いようによっては一般の預貯金より多少有利である。
他には、会社によっては従業員持株会があるところもあるだろう。10%前後の補助金が出るところも多く、有利に見えるが、個人的にはあまりお勧めしない。よく言われるのは、会社が倒産してしまうと職と財産の両方を失ってしまうと。これだけでなく、入った会社が本当に良い会社かどうかはわからず、もしかしたら数年後にはその会社を辞めてしまうことになるかもしれず、そういう見極めなしに自分が勤める会社だからというだけで自社株を買うのはどうかと思う。
また、様々な売り込みに出会うこともあるだろう。会社に電話がかかってきて、何かと思えば、商品先物の勧誘であったり、教材の案内だったり。教材の案内に至っては「御社人事部のXXさんからの紹介だ」と言ってくる場合があるので始末が悪い(人事部がそんな紹介をするはずは無いと思うのだが)。興味があってやるなら止めないが、カモを探している場合が多いと思う。本当に良い話だったら他人には紹介せず自分でやるはずだと思うので、そういう誘いには一切相手にしないのが得策だ。
最後に、いろいろ注意しなければならないことはあると思うが、やはり一番重要なことは自分の仕事のことだろう。自分の希望する仕事とは違う仕事に割り当てられてしまうかもしれないし、嫌な上司に当たってしまうかもしれない。でも短気を起こしても仕方が無い。そういうことはその後も何度も巡ってきてしまうだろう。そういうことに対する忍耐力を付けることと、将来に向けて自分の進むべき方向性を見つけ、そのために今どういう努力ができるのかを考え実践することが大切だと思う。なかなか難しいと思うが。
前述の「最新版 投資戦略の発想法」にも「あなたのポートフォリオの中核は仕事だ」と書かれているが、運用して得られる収入よりも仕事から得られる収入の方が確実で大きいはずだ。100万円を運用して稼ぐのは簡単なことではないが、仕事(労働)でなら比較的簡単だ。仕事を極めればより多くの収入を得られるはずである。そのために自分への投資を考えてみるのも良いのではないだろうか。
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・「新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ (その2)」 by 水瀬 ケンイチ さん
自分が会社に入社したのは十うん年も前だが、もし新入社員に戻れるならこうするのになあと思うこともあり、今回はそんなことを書いてみることにする。
私の頃は、まだ今ほど投資が一般的になっていなかったこともあり、全く投資することなど考えもしなかった。今では確定拠出年金を導入している会社もあって、入社していきなりリスク商品のことを考えざるを得ない人もいるだろう。これまで投資教育などほとんど受けてこなかった人が、40年近く後の年金のために投資のことを考えなくてはならないというのは、ある意味たいへん不幸なことだ。
確定拠出年金については、新入社員が最初からきちんとした方針を決めて投資できるとも思えないので、まずは心配なら定期預金などのリスクの無い安全資産にしておくか、コストの安い株式や債券のインデックスファンドに適当な比率で割り当てて置くのでいいのではないかと思う。個人的には保険商品は一般にコストが高いと思われるので、避けた方がいいと思っている。ある程度勉強してそれなりの方針が立てられたところで、スイッチング等をうまく使ってアセットアロケーションしていけばいいと思う。
投資もいいが、やはりいつでも現金として使える安全資産を確実に貯めることは必要だろう。木村剛氏著「最新版 投資戦略の発想法」には「生活防衛資金−年間支出の2倍」と書かれているが、これだけ貯めるのがいいかどうかは別として、まずは安全資産を重点的に貯めることを考えた方が良いと思う。自分の会社が倒産することなどあまりないかもしれないが、万が一のことを考えてそれに備えておくことは必要だろう。
安全資産を貯めるには真っ先に財形貯蓄を思い出す。よく言われることだが、「余ったお金を貯める」というやり方ではなかなか貯まらないので、天引きにより貯蓄分を先に確保する財形貯蓄は良い方法だと思う。利率は低いが、時間が経ってみると元金は確実に積み上がっていき、いつのまにか「こんなに貯まった!」と思うほどになった記憶がある。住宅財形や年金財形なら利子に対する非課税枠もあり、使いようによっては一般の預貯金より多少有利である。
他には、会社によっては従業員持株会があるところもあるだろう。10%前後の補助金が出るところも多く、有利に見えるが、個人的にはあまりお勧めしない。よく言われるのは、会社が倒産してしまうと職と財産の両方を失ってしまうと。これだけでなく、入った会社が本当に良い会社かどうかはわからず、もしかしたら数年後にはその会社を辞めてしまうことになるかもしれず、そういう見極めなしに自分が勤める会社だからというだけで自社株を買うのはどうかと思う。
また、様々な売り込みに出会うこともあるだろう。会社に電話がかかってきて、何かと思えば、商品先物の勧誘であったり、教材の案内だったり。教材の案内に至っては「御社人事部のXXさんからの紹介だ」と言ってくる場合があるので始末が悪い(人事部がそんな紹介をするはずは無いと思うのだが)。興味があってやるなら止めないが、カモを探している場合が多いと思う。本当に良い話だったら他人には紹介せず自分でやるはずだと思うので、そういう誘いには一切相手にしないのが得策だ。
最後に、いろいろ注意しなければならないことはあると思うが、やはり一番重要なことは自分の仕事のことだろう。自分の希望する仕事とは違う仕事に割り当てられてしまうかもしれないし、嫌な上司に当たってしまうかもしれない。でも短気を起こしても仕方が無い。そういうことはその後も何度も巡ってきてしまうだろう。そういうことに対する忍耐力を付けることと、将来に向けて自分の進むべき方向性を見つけ、そのために今どういう努力ができるのかを考え実践することが大切だと思う。なかなか難しいと思うが。
前述の「最新版 投資戦略の発想法」にも「あなたのポートフォリオの中核は仕事だ」と書かれているが、運用して得られる収入よりも仕事から得られる収入の方が確実で大きいはずだ。100万円を運用して稼ぐのは簡単なことではないが、仕事(労働)でなら比較的簡単だ。仕事を極めればより多くの収入を得られるはずである。そのために自分への投資を考えてみるのも良いのではないだろうか。
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・「新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ (その2)」 by 水瀬 ケンイチ さん
新入社員の皆さんへのメッセージを書いたところ、読者のかたがたからもアドバイスが寄せられました。新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ (その1)新入社員の皆さんへ、梅屋敷
【2007-04-08 Sun 09:20:17】 | 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
【2007-04-08 Sun 09:20:17】 | 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー









