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Author:fundstory
1999年から投資を始めたが、失敗したなあと思うことも多く、実際の投資経験から本格的な投資について学んでいこうと思う。
基本スタンスは、長期、分散、低コスト、アセットアロケーション。毎月の積立、インデックス投資を基本とする。

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2009/10/18 (Sun) 01:01:03
「資産運用実践講座Ⅰ 投資理論と運用計画編」を読んで
資産運用実践講座I 投資理論と運用計画編
資産運用実践講座I 投資理論と運用計画編


 山崎元氏の「資産運用実践講座I 投資理論と運用計画編」を読んだ。この本は「お金の運用に関する「中級」のテキストブック」ということで、最近多い入門書的なものではなく、ある程度知識のある人向けのようだ。読んでみると「中級」というよりは「上級」とも言えるような内容だと感じた。

 全体的にしっかりとした知識に基づいて書かれており、読んでみて自分のこれまでの考え方をあらためなければならないと感じたところも結構あった。中には数学の数式が出てくるところもあり、私は一応理系出身であるが、非常に難しいなあと感じるところもあった。


 自分のこれまでの考え方をあらためなければならないと感じたところの1つは「長期投資と複利の効果」。山崎元氏の主張は「複利は数学的真実」であって「長期運用が有効な理由として複利効果を上げるとすると厳密には少し行き過ぎです」ということだ。これは、長期運用を否定するものではなく、長期投資の有利な点は「売買手数料などのような一時的な手数料を単位運用機関当たりで薄めることができる点です」と述べている。

 利子が利子を生む複利の効果は期間が長くなればなるほど大きく、長期投資の有利な点として考えていたが、山崎元氏が述べているように新しいリターンを生むわけではないので、長期投資の有利な点として強調し過ぎるのは行き過ぎなのかもしれない。

 逆にそれはちょっと違うのではないかと感じたところもあった。それは「ドルコスト平均法が気休めなる」という程度の効果しかないと述べているところ。ドルコスト平均法が有利か不利かと言えば、有利でも不利でもないということになんら異論はないのだが、短期では価格が上下する以上、分散して買って高値づかみをしない効果はあるのではないかと個人的には思う。高値づかみしないことが「気休め」と言われればそれまでだが・・・。

 第6章の中の「生命保険」に関する記述はなかなかよかった。保険会社のことはよく知らない人が多いと思われるが、「三利源」と言われる生命保険会社の利益の源について、わかりやすく書かれている。これを知ったからといって資産運用がうまくいくというものではないが、保険商品を利用するときに考えさせられることがいろいろとあると思う。

 過去の山崎元氏の著書ではもっともっと鋭い言い回しで書かれていたように思うが、この本はそれに比べるとかなり柔らかい言い回しで書かれているように思う。だからこそ、あまり感情的にならずに、山崎元氏の主張を冷静に読み取れるように感じた。難しい内容も多かったが、とても面白く読むことができた。
投資本 | Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント

初めまして。
資産運用、私も興味があり色々勉強させていただいてます。
これからも寄らせてもらいますね。
2009-10-30 金 00:56:54 | URL | ペット迷子保険 #l0yaxqJ6 [ 編集]

>ペット迷子保険 さん

 資産運用と言葉で言うのは簡単ですが、実際にやってみると思うようにはいかないものです。環境も変わっていきますので、継続的な勉強が必要かもしれません。でも、その勉強が意外に楽しいものかもしれませんよ。
2009-10-31 土 01:26:26 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]

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