2011/02/19 (Sat) 23:46:09
昨年12月10日に第4期の決算を行った「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用報告書を取り上げる。時間があまり取れず、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用報告書を読んでから少し時間が空いたが、ようやく読むことができた。
第4期(1年間)の運用成績は+7.3%とまずまずのプラスとなった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-1.0%とマイナスであったことを考えると、かなり健闘した運用成績だったと言える。ただ、設定来では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に比べて1割弱悪い運用成績となっている。
純資産総額は前期末の約30億円から約40億円と30%以上も増えた。設定以来45か月連続で資金流入を続けているということで、しっかりとしたファンを惹きつけているようだ。この調子でいけば今年は50億円の突破はほぼ確実で、再来年あたりには100億円の大台を突破するかもしれない。
第4期は日本の主に中小型株に投資する「スパーク・集中投資・日本株ファンドS(適格機関投資家用)」と、主に国内の30程度の銘柄に集中投資を行う「コモンズ30ファンド(適格機関投資家用)」の2つのファンドの新たに投資したということだ。これで9つのファンドに投資することになるが、投資先銘柄が比較的少ないファンドをいくつも組み合わせるというのは、分散度を確保することもあり、なかなか面白いやり方だと思った。
分配金はゼロでありよいことであるが、基準価額が1万円を超えるようになっても分配金を出さないようにしてもらいたい。資産運用の本来のあるべき形をしっかりと認識していると思われるセゾン投信のことだから、期待を裏切らないとは思っているが。
面白く、よいファンドになったと思うが、やはりコストの高さは否めず、このファンドの保有残高を大きく増やそうとは、今のところあまり思えない。ただ、長く運用が続いて、安定的によい成績を収め続けるようであれば、保有残高を増やしてもよいとは考えているため、もうしばらくは様子を見ていこうと思う。
第4期(1年間)の運用成績は+7.3%とまずまずのプラスとなった。債券も組み入れている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは単純に比べることはできないが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が-1.0%とマイナスであったことを考えると、かなり健闘した運用成績だったと言える。ただ、設定来では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に比べて1割弱悪い運用成績となっている。
純資産総額は前期末の約30億円から約40億円と30%以上も増えた。設定以来45か月連続で資金流入を続けているということで、しっかりとしたファンを惹きつけているようだ。この調子でいけば今年は50億円の突破はほぼ確実で、再来年あたりには100億円の大台を突破するかもしれない。
第4期は日本の主に中小型株に投資する「スパーク・集中投資・日本株ファンドS(適格機関投資家用)」と、主に国内の30程度の銘柄に集中投資を行う「コモンズ30ファンド(適格機関投資家用)」の2つのファンドの新たに投資したということだ。これで9つのファンドに投資することになるが、投資先銘柄が比較的少ないファンドをいくつも組み合わせるというのは、分散度を確保することもあり、なかなか面白いやり方だと思った。
分配金はゼロでありよいことであるが、基準価額が1万円を超えるようになっても分配金を出さないようにしてもらいたい。資産運用の本来のあるべき形をしっかりと認識していると思われるセゾン投信のことだから、期待を裏切らないとは思っているが。
面白く、よいファンドになったと思うが、やはりコストの高さは否めず、このファンドの保有残高を大きく増やそうとは、今のところあまり思えない。ただ、長く運用が続いて、安定的によい成績を収め続けるようであれば、保有残高を増やしてもよいとは考えているため、もうしばらくは様子を見ていこうと思う。