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Author:fundstory
1999年から投資を始めたが、失敗したなあと思うことも多く、実際の投資経験から本格的な投資について学んでいこうと思う。
基本スタンスは、長期、分散、低コスト、アセットアロケーション。毎月の積立、インデックス投資を基本とする。

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2007/06/16 (Sat) 23:36:28
外国債券ETFの購入について(その1)
 先日、楽天証券で外国債券のETFが取り扱われることを書いたが、その後この外国債券ETFを買おうかどうか考えたのだが、買うかどうかの前に、自分が外国債券ETFについては非常に勉強不足であることに気づいてしまった。

 まず、楽天証券で取り扱われることになった外国債券ETFは

  • iSHARES LEHMAN AGGREGATE BOND (AGG)

  • iSHARES LEHMAN TIPS BOND (TIP)


だが、どちらもヨーロッパなどを含まずアメリカのみであるので、このETFだけでは世界分散ができないことが問題だと思った。したがって、世界分散投資するためにはヨーロッパ等の債券のETFが必要なのだが、そのような具体的なETFをお恥ずかしいことに全く知らないのだ。


 それで、Googleなどで日本語のページを調べてみたが、ヨーロッパ債券のETFに関する情報が見つけられず、仕方なくアメリカのmorningstarのページで調べてみたのだが、英語なのでいまいちよくわからなかった。私が見たところではアメリカ市場ではヨーロッパ債券のETFは見つからなかった(英語がよくわからないので見落としている可能性が大ではあるが)。

 それでisharesのイギリスのページで調べてみたところ、さすがに、以下のようなヨーロッパ債券のETFが存在した。

  • iShares € Corporate Bond (IBCX)

  • iShares € Government Bond 1-3 (IBGS)

  • iShares € Government Bond 15-30 (IBGL)

  • iShares € Government Bond 3-5 (IBGX)

  • iShares € Government Bond 7-10 (IBGM)

  • iShares € Inflation Linked Bond (IBCI)

  • iShares £ Corporate Bond (SLXX)

  • iShares £ Index Linked Gilts (INXG)

  • iShares FTSE UK ALL Stocks Gilt (IGLT)


 ただ、これらのETFはヨーロッパの市場にしか上場されていないと思われ、また、楽天証券などでもヨーロッパの市場に上昇されているETFを取り扱うのはアメリカ市場に上場されているものに比べてもハードルが高いのではないかと思われる。したがって、これらのヨーロッパ債券のETFを日本で購入するのは当面難しいことが予想される。

 ところで、外国債券のインデックスの1つである「シティグループ世界国債インデックス」の国別比率(日本を除く)はどうなっているのだろうか?調べてみたところ、ざっくり次のようになっている(数字はかなり丸めている)。

  アメリカ   30%
  ユーロ圏   55%
  イギリス   10%
  その他     5%

 株式に比べるとアメリカの比率が低くヨーロッパの比率が高い。したがって「シティグループ世界国債インデックス」に近い比率で債券投資を行おうとするとアメリカ債券だけでは不十分でヨーロッパ債券がどうしても必要となる。

 現状ではヨーロッパ債券のETFが購入できないので、アメリカ債券ETFのiSHARES LEHMAN AGGREGATE BOND (AGG)に、通常の投資信託を組み合わせる方法が考えられる。ただ、ここでもヨーロッパ債券の投資信託を知らないことに気づいてしまった。

 ヨーロッパ債券の投資信託を調べてみたのだが、手数料の安いものはなかなか見つからず、比較的安いものとしては

  フィデリティ FWF ユーロ・ボンド・ファンド

が見つかった。これはインデックスファンドではないようだ。投資運用報酬(信託報酬に当たると思われる)が年率0.75%に、その他の費用を加えると合計で約1.0%になる。

 仮に「シティグループ世界国債インデックス」の比率に近く、iSHARES LEHMAN AGGREGATE BOND (AGG)を30%、FWF ユーロ・ボンド・ファンドを70%の比率で組み合わせるとすると手数料は約0.76%となる。これだと、例えば通常の外国債券型の投資信託である年金積立インデックスF海外債券へッジなしの直近決算の手数料約0.75%とあまり変わらない。

 ETFを利用して世界分散投資を行うというのは債券では難しいようだ。では自分はどうするか。それは次回に書いてみたい。

※今回書いたエントリはいつもに増して間違いがある可能性があります。もし間違いに気付かれた方はご指摘いただけると助かります。
投資の考え方 | Trackback:(2) | Comments:(2)
コメント
>lazy さん

 トラックバックありがとうございます。
 実は債券については株式以上に投資に対する考えがあまりまとまっていないのです(大汗)。インデックスファンド、ETF、生債券とありますが、どれもイマイチで、どれに投資するのがよいのか考え中です。そのうち考えをまとめて実践したいと思っております。あわてずじっくり考えて、ダメであればまた修正して、の繰り返しだと思っておりますので、時間がかかると思いますが。
2008-08-18 月 00:39:11 | URL | fundstory(管理人) #STKlk0h. [ 編集]

外国債券ETFについて大変参考になりますね。勉強させていただいてます。トラックバック付けさせていただきました。今後、ちょくちょく来て勉強させてもらいます。
2008-08-17 日 15:49:19 | URL | lazy #- [ 編集]

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前回もhttp://lazy-portfolio.cocolog-nifty.c
【2008-08-17 Sun 15:39:17】 | hard workers portfolio
乙が、苦労の末、やっと購入できた ETF です。 乙はずっと前からユーロ建ての債券に投資したいと思っていたのです。 2007.1.23 http://otsu.seesaa.net/article/31935728.html ユーロ建ての国債に直接投資することも考えました。 2006.9.1 http://otsu.seesaa.net/artic...
【2007-12-20 Thu 05:23:30】 | 乙川乙彦の投資日記
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